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Channel: スポーツナビ+ タグ:ベンテケ
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【分析】アストン・ヴィラ vs ユナイテッド~キャリック不在の中盤を埋める方法~

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1.試合概要 (1) ラインナップ (2) 概要・スタッツ2.試合前の両チームの状況とトリビア (1) 両チームの目標ユナイテッドは3連敗は絶対に避けたい。欠場やむをえない選手が多い中だが、得意としている相手に勝利が欲しい。ヴィラは苦手のユナイテッドであるが、最近は調子を落としている王者から金星を挙げる絶好のチャンス。 (2) 試合にまつわるトリビアあくまで試合開始前の状況です。・アストン・ヴィラは今季、リードした試合ではポイントを落としていない唯一のチーム。・ルーニーはヴィラ相手にプレミア最近10試合で8ゴール挙げている。・ヴィラはプレミアリーグでユナイテッド相手に1回しか勝ったことがない(通算1勝25敗9分)。・プレミアリーグでヴィラはホームでユナイテッド相手に最近17試合で勝ちがない(通算11敗6分)。最後に勝ったのは、95-96シーズンの開幕戦である。・ヴィラのベンテケは現在、プレミアで10時間40分、ゴールがない。・ヴィラはホームでもプレミア最近4試合のうち3試合でゴールがない。全コンペティションでは、ホーム最近9試合のうち6試合でゴールがない。・万一、ユナイテッドが敗れ、プレミア3連敗となると96年11月、01年5月、12月以来となる。3.試合のポイント (1) ルーニーはセントラルMFか?ルーニーはトップ下というより、セントラルMF的な役回りだったと感じた。モイーズなりの工夫なのかもしれないが、中盤は事実上セントラルMF3枚に見えた。ルーニーを布陣上はトップ下に置きながら、組み立てと守備ブロックへ参加をさせているのだから、実質はそう捉えていいだろう。キャリックがいない以上、ルーニーをセントラルMFで使えたらよいが、移籍騒動の経緯を考慮すると難しいのかもしれない。しかし、こういう妥協点は見いだせるなら、やりくりできそうだ。ただし、ルーニーの負担は大きくなるし、彼が得点をあげる機会は減少するだろう。図は守備のブロックの作り方。自陣左サイドから攻撃を受けた時、中央はルーニーら3人でブロックを作り、反対サイドのバレンシアはやや高めにポジションを取ってカウンターを狙う。セオリーに近い形ではあるが、この形は実際にハマって、バレンシアとウェルベックの走力・スピードを活かした右サイドのカウンターでヴィラの守備陣を脅かした。 (2) ベンテケとウェルベックの明暗を分けたのは?まずは、両者の主な攻撃でのスタッツ。次のリンクは両者のプレーマップ比較ベンテケとウェルベックのマップウェルベックがキレており、ベンテケの調子が悪かったのはその通りだが、一言でいえば、「誰のサポートがあったか?」だと考える。ベンテケがウイングのアグボンラホール、オルブライトンから供給されたパスがそれぞれ3本、4本であるのに対して、ウェルベックはバレンシアから最多の16本のパスを受けている(反対にヤヌザイからは1本)。バレンシアとの有機的な絡みが、ユナイテッドの右サイドを活性化させ、ラファエルの上りも手伝い、ヴィラに脅威を与えた。 (3) あわやミス…の2点目バレンシアがベイカーにプレッシャーをかけ、苦し紛れにシラへ出したパスをクレバリーがインターセプトして始まった攻撃。攻撃展開は非常にシンプルでユナイテッドらしいものだったが、ウェルベックとヤヌザイが交錯してしまった。幸いシュートが決まったが、あわやミスというフィニッシュだった。通常は、先行している選手がニア、次の選手はファーへポジションを取りにいくものなので、先にPAに入ったヤヌザイがニアに行くのは正解だろう。ウェルベックは、進路をPA内中央へ変えてもよかったと考える。しかし、映像を見返すとウェルベックにヤヌザイは見えていないようなので、致し方ないのかもしれないが…あまり結果オーライにしてほしくないシーンだったので、取り上げた。最後にフレッチャーの復帰、嬉しかったです!

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